首の痛み 40代男性
<カウンセリング>
43歳男性。会社員。仕事は主にデスクワークでパソコンを長時間使っていることが多い。
先週ぐらいからいつの間にか首の上の方、後頭部あたりが痛くなってきた。原因はわからない。
その後だんだんひどくなってきて、歩いていたり動いているような時は痛みをあまり感じないが、長時間パソコン作業等で座っていると首が痛くてたまらなくなってくる。頭痛というか後頭部がすごく重たい。吐き気やめまいはない。スマホを見ている時も首の痛みが悪化する。また、集中していると噛み締めていることが多いせいか、顎周りもきつく感じる。
以前から肩や首は凝っているが普段はそんなに気になっていない。
<検査・評価>
まず首を触診したところ、頚椎の上部に関節の可動制限とズレが生じていました。おそらくこれが今回の首の痛みの原因だと思われます。また、顎関節の動きは頚椎の上部と連動していますので、噛み締めによっても症状を悪化させていた可能性があります。
特に座っている時に痛みを感じやすいということでしたが、これは長時間頭の重みを支えることができていなかったためで、通常であれば問題ないのですが頚椎の状態が良くないために、うまく重力を分散できず患部に負担がかかっていたと思われます。成人の頭の重さは約5Kgでボーリングの玉と同じぐらいですので、頚椎のズレによってうまく頭の重みを支えきれなかったのでしょう。
<カイロプラクティック治療・コメント>
まず最初に、頚椎の動きの調整を行いました。これによって症状のほとんどは改善されました。
頚椎の調整に加え周辺の筋緊張や顎関節の動きの調整、噛むための筋肉の緩和等関連する関節や筋肉を調整していきました。
初回の施術から3日後にまたご来店いただいたのですが、9割以上症状は改善していて、この時は最終的な調整とメンテナンス希望ということでした。
今回は単純な問題ではありましたが、関節の問題は放置していても治らない事が多々見られます。この様な場合、一度調整するだけでも改善が期待できますのでお困りの方はご相談していただければと思います。