膝の痛みの症例、52歳・女性

<カウンセリング>
52歳、女性、主婦。右膝の痛みを訴え来院されました。

この膝の痛みは5年ほど前から感じており、その時病院へ行きレントゲンを撮りましたが、軽い変形が起きて、水がたまっている程度で手術の必要はないと言われました。

普段は家事を主に行なっていますが、週に1,2回はテニスをして運動しています。運動しているときはあまり膝に痛みを感じませんが、終わってから痛みが強くなってきます。

お風呂などで温めるとだいぶ楽になりますが、最近少し腫れがひどくなってきて膝の屈伸や正座が出来なくなってきました。

<検査・カイロ治療・経過>
右膝の周辺の筋肉は緊張しており、腫れもそれが原因だと思われます。また、膝関節や骨盤の動きは減少しており、腰や背中にも緊張が確認されました。膝の半月板や靭帯には異常はありませんでした。

持参されたレントゲンを見たところ、若干の膝の変形が確認されました。

施術は、膝や骨盤の調整を行ない、その周辺の筋肉を緩和しました。また、右膝に関しては、時間をかけて繰り返しゆっくりと関節を動かしていきました。

その後5回の施術で、まだ膝に痛みはあるものの、正座や膝の屈伸がスムーズにできるようになりました。この患者さんはその後も膝のメンテナンスのために来院されています。

<コメント>
この膝の痛みは、主に膝や骨盤の動きが減少しその周囲の筋肉が緊張してしまった事によって起こっていると考えられます。

そのため、それらの関節の動きを高める事で症状の改善が見られました。

若干の膝の変形があるため、少し重だるさなども残りますが、定期的にカイロ治療を行う事で今回の患者さんのように症状を維持する事が出来ます。

半月板などに異常がある場合でも、症状が改善する場合がありますので、手術をする前にカイロプラクティック治療を受ける事をお勧めします。