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肩の痛み

肩の痛みについて

 肩は他の関節に比べ可動域が大きく、それを周囲の靭帯や筋肉が支えているため、障害を受けやすい構造になっています。

 主に障害を受けるのは関節、筋肉、靱帯で、どこが痛んでいるのか肩の動く範囲を調べる可動域検査や、触診などによって確認していきます。

 肩の脱臼や、靱帯の断裂など痛みが強い場合には速やかに病院に行く必要があります。

 カイロプラクティックの施術前にはそのような問題がないかしっかりと見極め、その後必要な部位に施術を行っていきます。

症例

高校野球による肩の痛み
<問診>
野球肩16歳、男性、高校生
(硬式野球部、ピッチャー)

 ボールを投げた時の右肩の前面の痛みを訴えて来院。

 半年ぐらい前から野球でボールを投げると右肩が痛くなってきた。そのため、最近は他の部員と別メニューで練習をしている。軽くキャッチボールをするだけでも肩に痛みを感じてしまう。何もしなければ痛みはないが、授業中など勉強をしていると肩が重く感じる事がある。

 1ヶ月ほど前に整形外科に行き肩のレントゲンを撮ったが何も異常はなかった。治療はしていないが今は肩のリハビリをしている。あまり効果はない。

 十分にウォーミングアップをして肩を温めると少し楽なような気がする。

<検査>
 まず、右の肩関節に制限と痛みが確認され、その周辺の肩の筋肉に緊張がありました。特に大胸筋と上部僧帽筋(肩こりで起こりやすい首から肩にかけての筋肉)に過度な緊張と痛みが確認されました。大胸筋の圧痛と患者が感じている症状は非常に似ていました。

 また、患者は猫背気味で右肩が前方へ変位し、背中の筋肉(広背筋や下部僧帽筋)の筋力が低下していました。

 さらに、緊張している筋肉が付着している頚椎や上部胸椎にズレと機能障害が確認されました。

<原因・カイロプラクティック診断>
 まだ成長過程にある筋肉を使い過ぎたために、過度な筋肉の緊張がおき、肩関節も硬く制限されてしまったのだと思われます。今回の肩の痛みは主に大胸筋が緊張している事が一番の原因だと思われます。

 ボールを投げる時、大胸筋を主に使うような投げ方をしていたのだと思われます。いわゆる「手投げ」の状態になっており体全体を使えていなかったのでしょう。

<カイロ治療・経過>
 肩関節・頚椎・胸椎などを調整するとともに、大胸筋を中心に肩周辺の筋肉を緩和していきました。
 2回目の来院時には肩に若干の痛みはあるもののキャッチボール程度ならできるようになりました。
 同じような施術を続け、5回目の来院時には全力投球が出来るようになりました。

 現在は、ストレッチや十分なウォーミングアップに加え、体の調子がおかしくなったら来院されています。


 

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